ZAMAKURI LAB · CHAPTER 1-08 · 中級

ChatGPTとCodexをどう使い分けるか

名前の違いを覚えるより、「今は考える時間か、作業する時間か」を決める方が使い分けやすくなります。 この記事では、相談の場と、範囲を決めた作業の場という分け方を紹介します。

道具の説明から入ると、最初の仕事を見失う

AIの名前や機能を調べ始めると、比較項目が増えていきます。 けれど、使いたい理由が曖昧なままでは、どの道具を選んでも頼みごとは定まりません。

先に、「今は考えを整理したいのか」「対象を決めて作業したいのか」を分けます。 製品の機能一覧ではなく、自分が次に進めたい仕事から考える方法です。

相談と作業を、二つの場へ分ける

考えを整える場

目的、迷い、文章、選択肢を会話で整理する。

作業を進める場

対象、変更範囲、禁止事項、検証方法を決めて作業する。

使い分けの一例として、ChatGPTを相談しながら目的や文章を整える入口にします。 Codexには、対象と境界を明示した開発作業を渡す、と概念的に分けます。

これは、すべての人や環境で同じ機能が使えるという説明ではありません。 利用できる機能、権限、料金、画面は変わり得るため、必要な時に公式情報と自分の設定を確認します。

接続できることと、実行してよいことは違う

作業を任せられる環境でも、対象を広く渡せば安全になるわけではありません。 読むだけか、変更するか、外部へ送るかで影響は変わります。

目的、対象、禁止範囲、確認方法を先に決めます。 変更後は差分と検証結果を見て、公開や重要な操作は人の判断へ戻します。

相談の場で決めたことも、そのまま作業の許可にはしません。 引き継ぎメモへ確認済みの事実と境界を残し、作業側へ必要な分だけ渡します。

同じ仕事を、考える段階と作る段階に分ける

ChatGPTかCodexかを一度で決める必要はありません。 相談で目的を整え、作業で形にし、最後に人が確認する。一つの仕事を段階で渡せば、道具の違いを実務へつなげられます。

大切なのは、AIの名前ではなく責任の境界です。 何を考えてもらい、何を作ってもらい、何を自分で決めるか。それが分かれば、使い分けは難しくありません。

今日の小ネタ

一つの仕事を、相談と作業に二分する

今したい仕事を一つ書き、その下へ「相談で決めること」と「作業で作るもの」を一行ずつ書きます。 さらに「最後に自分が確認すること」を一行足します。

作業側へ渡す前に、秘密や不要な情報を外します。 この三行があれば、道具を変えても目的と責任を引き継げます。