ZAMAKURI LAB · CHAPTER 1-05 · 初級

AIへの頼み方は4項目で整える

上手な命令文を暗記しなくても、頼みごとは整理できます。 頼みごとは、目的・材料・出力・境界の四項目で整理できます。

きれいな質問を作ろうとして、話せなくなる

私は、思いついたことを音声で話しながらAIへ相談します。 最初から文章を整えなくても、前後を補いながら聞いてくれることが、使い続けるきっかけになりました。

ただし、何もかも一度に話すと、欲しい答えから外れることがあります。 必要なのは難しい専門用語ではなく、頼みごとの骨組みです。

四項目を一つずつ渡す

STEP 1

目的

何のために、何を助けてほしいか。

STEP 2

材料

確認済みの事実と、まだ分からないこと。

STEP 3

出力

箇条書き、下書き、表など、受け取りたい形。

STEP 4

境界

してほしくないことと、最後に人が確認すること。

無料で使える基本形

目的:公開しても困らないメモを整理したい。

材料:以下は自分で書いたメモ。分からない部分は補わない。

出力:要点、次の一歩、未確認の三つに分ける。

境界:新しい事実を作らず、最後は私が確認する。

詳しく書くほど良い、とは限らない

情報をたくさん渡せば正確になるように見えますが、不要な情報まで入れる必要はありません。 個人情報、他人の事情、仕事の秘密は、便利さと引き換えに渡さないようにします。

音声入力では、名前や数字が別の言葉へ変わることもあります。 私自身、「執事」が「羊」へ変わったことから、呼び名をセバスにしたほどです。

だから、入力した文も出てきた文も一度見直します。 大事な名前、数字、公開文は、音声のまま確定しません。

頼み方の目的は、AIを縛ることではない

四項目は、完璧な命令文を作るための規則ではありません。 AIと人の担当を分け、途中でずれた時に戻る場所を作るための目印です。

最初は一行ずつで構いません。 足りなければ会話で追加し、変えたくない境界だけは先に伝える。これで頼み直しやすくなります。

今日の小ネタ

いつもの頼みごとへ、境界を一行足す

今日AIへ頼む短い作業を一つ選びます。 いつもの依頼の最後へ「分からないことは推測せず、未確認と書いてください」と足してください。

出力を読んだら、四項目のどこが足りなかったかを一つだけ直します。 一度で完璧にするより、自分の頼み方を小さく育てる方が続けやすくなります。